L'Appréciation sentimentale 2

映画、文学、漫画、芸術、演劇、まちづくり、銭湯、北海道日本ハムファイターズなどに関する感想や考察、イベントなど好き勝手に書いてます

上野の森美術館のフェルメール展

東京の上野の森美術館で開催されているフェルメール展を見てきた。一度に8作品(期間中に入れ替えがある)。現存しているフェルメールの絵画はおよそ35,6点といわれているなかで、その4分の一が日本に集結しているのだから、これはまたとないチャンスだろう…

想田和弘監督『THE BIG HOUSE』

待望の想田和弘監督による観察映画第8弾『THE BIG HOUSE』をようやく見ることができた。ミシガン大学vsウィスコンシン大学のアメリカンフットボールの試合が行われるスタジアム、通称THE BIG HOUSE。収容人数が11万人を越えるというから、我が日本ハムファイ…

『じんぎすかん』文学フリマ札幌にて販売

唐突ですが、『じんぎすかん』という冊子を創刊!急遽文学フリマ札幌にて販売しました。私も参加させていただいている札幌ワカモノ文学サロンのメンバーで急遽冊子を発行して文フリ札幌に出店しようという話が突然持ち上がったのがたしか4月下旬。そこから急…

未来予測は天気予報ではない。

前回の続き。河合雅司著『未来の年表2人口減少日本であなたに起こること』(講談社新書)は、絶望の未来のオンパレードだ。読むと非常に絶望的な気持ちを抱く、というか、危機感を煽る記述が満載だ。だからといって、これはやばいと焦るのは早い。なぜなら…

『未来の年表2人口減少日本であなたに起こること』河合雅司(講談社新書)読書会

作文教室ゆうの主宰にて、先日、河合雅司著『未来の年表2人口減少日本であなたに起こること』(講談社新書)の読書会が行われた。最近この本がベストセラーになる、多くの書店でも平積みされている。 未来の日本社会で起こりうるトラブルを、膨大なデータを…

魂の消耗を防ぐ精神的補充の大切さ

しばらく間が空いた。オヒサシブリデス。 ブログを書くという行為は時に非常に孤独で、続けるには相当な根気が必要だ。かれこれ13年不定期に渡ってゆるやかに更新しているが、それでも続けるのはなかなか至難の業だ。 最近、K先生による「“田舎”で生き延びる…

ある古書店主との会話から

久しぶりの更新。先日名古屋を訪れる機会があったときに、某古書店に立ち寄った。ここに来るのは2回目で、約2年ぶりの来店である。 薄明るい橙色のランプに照らされた、内装と空間センスの良さが感じられるその古書店は、豊富な品揃えや分類、雰囲気など、お…

札幌オオドオリ大学で北海道文学に関する授業を行います。

超久しぶりに札幌オオドオリ大学(通称ドリ大)にて授業を一つ企画することになりました。6年ぶりくらい??今回のテーマは北海道文学です。 これまでドリ大では、「読んだことに内本について語ってみよう」など本に関する授業が行われてきて、自分も本に関…

故・渡辺保史先生の遺作「Designing ours:『自分たち事』をデザインする」がクラウドファンディングで出版される!

CoSTEP(北海道大学科学技術コミュニケーション部門)にて教えを受けた恩師、故・渡辺保史先生の遺稿「Designing ours:『自分たち事』をデザインする」をオンデマンド出版するプロジェクトが立ち上がった。クラウドファンディングサイト MotionGalleryで2月…

謹賀新年

あけましておめでとうございます!2018年です。新しい年です。今年は最低でも2冊は本を出せるようにしたい。なんて漠然と考えているけど、思考は実現する、とのことなので、何とかカタチにできるようにがんばりたい。そのためにも、知識もスキルも極限まで磨…

挑戦

2017年もそろそろ終わる。思い返すと、自分でもビックリするような大きい変化があり、相変わらず大して変わらないこともあった。一方で、インプットがあまりにも激減してしまったので、来年は本当に大きく盛り返していきたい。本も映画もたくさん吸収して、…

深海&ブリューゲル&チェーホフ

しばらく更新が滞ってしまった。しかも3ヶ月!新しい作品執筆のための資料読み(膨大にありすぎてめまいがする!)や来年(2018年)1月に行う予定のイベントの企画、各種読書会などいろいろあった。その合間を縫っていろいろと各地の展覧会にも出かけてきた…

札幌演劇シーズン イレブンナイン「あっちこっち佐藤さん」

先週のことだが、札幌演劇シーズンの中でもさらにリピート作品となった、イレブンナインの「あっちこっち佐藤さん」を見てきた。かでる2・7のホールでの公演ということで、500席近い席が連日満席。僕が見たのはたまたま空いていた公演だったので、極めてラ…

劇団どくんご「愛より早くFINAL」札幌公演@円山公園自由広場

今年も劇団どくんごの季節がやってきた。札幌円山公園で行われる夏の風物詩は、鹿児島に拠点を置いて全国ツアーを縦断している劇団どくんごの公演である。 背景となるカーテンが場面が変わる毎に次々に取り替えられて、新しい背景=カーテンが出現する。そう…

『ぐるりと』島崎町 全く新しい形式の実験小説

『学校の12の怖い話』の島崎友樹あらため島崎町先生の新刊『ぐるりと』(ロクリン社)が6月下旬に発売された。さっそく私も発売されて書店に並んだ初日に購入することができた。今では品薄で、なかなか入手しにくいようだ。セブンイレブンで取り寄せたとい…

京都の大垣書店、葵書店、恵文社へ

ひょんなことから京都に行くことになった。当初は今春から京都に異動した師匠に会うためだったが、残念ながら師匠の予定が会わず、13年ぶりとなった師匠との再会は叶わなかったが、それでも帰りの飛行機は京都に行くためのスケジュールで確保したため、せっ…

大阪心斎橋STANDARD BOOK STOREと梅田の蔦谷書店

大阪でよく泊まるホテルはもっぱらカプセルホテルばかりで、心斎橋のアサヒプラザ、AMZA、梅田の大東洋、カプセルインといったところである。今回もまたアサヒプラザに宿を予約して、南海の難波駅からホテルに向かう途中に、本屋の看板があるではないか。 ST…

『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始めるファシリテーション入門』が北海道新聞で紹介されました。

拙著が6月2日付け北海道新聞の生活面で紹介されました。「新しい本」とタイトルに銘打ってありますが、実際は発売から半年経ってます。『ぼく、学級会で議長になった。』は、今もなお紀伊國屋書店札幌本店の入口そばの新刊コーナーにずっと継続して平積みさ…

北海道JCフォーラム2017 メインフォーラムから

先日北海道JCフォーラムのプレゼンイベントに誘われたので、参加してきた。青年会議所北海道主宰による、三人の有識者が北海道のビジョンを語るといったイベントである。当日は雨が降って気温が低くて、しかも自分は青年会議所に属しているわけではないので…

福岡天神エリア(とその周辺)の書店を探訪 ブックスキューブリックけやき通り店&Rethink Books

地元以外の都市に行く場合は、たいてい書店や古本屋を巡ることにしている。以前はよく喫茶店を巡っていたものだが、たばこの煙がすっかり受け付けなくなり、自然と喫茶店への足が遠のいてしまった。今やどこに行ってもまち中のカフェがスタバ、ドトール、タ…

ブックファースト渋谷文化村通り店の閉店とBOOK LAB TOKYO

先日久しぶりに渋谷のブックファーストを訪れると、閉店を告げる看板が出ていた。ネットでは割と前から出回っていた情報のようで、店舗に向かう途中にスマホでブックファーストのウェブサイトを見て閉店のことを知り激しくショックを受けたが、看板を見ると…

ABD読書会(北海道初上陸??)@オノベカ

先月ころ知り合いのS氏からABD(Active Book Dialogue)読書会って知ってる?という連絡が入った。いったい何のことだかさっぱりわからなかったが、どうやら新しいスタイルの読書会を北海道で行うとのこと。課題本は何がいいか相談を受け、いろいろなやりと…

『ぼく、学級会で議長になった。小中学から始めるファシリテーション入門』好評です

久し振りの更新です。おかげさまで、拙著『ぼく、学級会で議長になった。小中学から始めるファシリテーション入門』は紀伊國屋札幌本店を中心に多くの方に手にとっていただいております。特に、紀伊國屋札幌本店入口すぐそばの新刊コーナーでは、発売されて…

『ぼく、学級会で議長になった』読書会@学習塾はる

拙著である『ぼく、学級会で議長になった』が発売されて一月半ほど経ちました。幸いにも、評判は上々のようです。昨年暮れには共著者の三神さんがAir-G’(FM北海道)の番組Actionのチバカフェと言うコーナーにも出演されて本を紹介してくださるなど、いろい…

井上浩輝写真展@カフェエスキス

小、中学校時代の同級生であり、2016年に日本人で初めてナショナルジオグラフィックで最も優れている写真20枚の中に選ばれた井上浩輝氏のトークイベントが開かれるということで、札幌の円山にあるカフェエスキスに行ってきた。せっかくクラスメイトの晴れの…

2016年大掃除終了

クリスマスに久し振りの腰痛を発症し、その翌一日たっぷり休むとだいぶ回復した。自分の中で腰痛は、良くも悪くも、人生の変わり目に起きることが多いので、これも今後のいい変化の前触れだと前向きに捉えておくことにして、その後は部屋の大掃除をしまくり…

遠藤周作文学館に行ってきた

今年の6月か7月くらいに、地元の北海道新聞の何かの記事で遠藤周作記念館のことが紹介されているのを読んで、所在地が長崎であることを知り、大いに興味を持った。調べてみると、長崎市のバスターミナルからバスで75分ほどらしい。それならば、長崎に行く際…

宇宙と芸術展@森美術館

先日、東京に立ち寄った際、六本木ヒルズの森美術館で開催されている「宇宙と芸術展 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ展」を見てきた。展覧会のタイトルを見ただけで、即座に「絶対行かねば」という美術展を鑑賞するのは、人生のもっとも幸福なひとときで…

『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始めるファシリテーション入門』(柏艪舎)が発売されました。

このたび、日本ファシリテーション協会北海道支部の三神英彦さんと共著で『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始めるファシリテーション入門』(柏艪舎)という本を出版させていただくことになりました。 ファシリテーションとは、簡単に言えば、会議…

ジェリー・カプラン『人間さまお断り』読書会 @学習塾はる

先月になるが、学習塾はるにて、ジェリー・カプラン『人間さまお断り』の読書会&議論が行われた。今後、人工知能が台頭して、人間の仕事がどんどん奪われる、とまことしやかに言われているが、本当なのだろうか? 道義的なことでも人間が判断するのではなく…