丸善札幌北一条店の閉店・・・
丸善札幌北一条店がいつの間にか閉店していた。店舗の前を通ると、閉まったシャッターに9月4日をもって閉店しました、と書かれた無情な張り紙がぽつんと貼られていた。ガラス張りになっている壁から店内を覗き見ると、むき出しになった本棚がさらされており、店員が本棚を整理しているのが見えた。その姿からは、何ともやりきれなさというか、無念さが伝わってきた。
丸善はなんとなく敷居が少々高くて入りづらい感じがあった。それがいいとか悪いとか、そういう問題ではないのだが、本屋は気軽にふらりといつでも立ち寄れるような、そういうアーキテクチャーで店舗を空間設計する必要があると思う。
丸善の札幌店は過去にも閉店をしており、その後、アップルストアになった。そのアップルストアもビルの建て替えなどの関係で閉店した。その後、いつの間にか北一条に丸善が復活していたわけで、なかなか充実した品揃えで時々寄っていただけに残念である。さらに、大丸札幌店の三省堂書店も閉店していたようだ。有名チェーン店の書店でも淘汰の嵐が起こっている。それでも全く本が売れていないのかと言えば、実は必ずしもそうとは限らないというのが私の考えだ。もちろん、現在は書店に限らず、コンテンツビジネスは大変厳しい時代だ。それでも、打開策はあると思う。
それについての考察はまたの機会に!