L'Appréciation sentimentale 2

映画、文学、漫画、芸術、演劇、まちづくり、銭湯、北海道日本ハムファイターズなどに関する感想や考察、イベントなど好き勝手に書いてます

札幌オオドオリ大学で北海道文学に関する授業を行います。

超久しぶりに札幌オオドオリ大学(通称ドリ大)にて授業を一つ企画することになりました。6年ぶりくらい??今回のテーマは北海道文学です。

これまでドリ大では、「読んだことに内本について語ってみよう」など本に関する授業が行われてきて、自分も本に関する授業をドリ大でやってみたいと漠然と考えていました。昨年、オノベカにてABD読書会に参加してみて、これをドリ大でやったらどうなんだろう、と考えたのがきっかけで(ABD読書会についてはこちら)、単にABD読書会をやるだけではなく、面白い本を紹介し合ってチャンプ本を決めるビブリオバトルと組み合わせて、チャンプ本でABD読書会をやったらいいのでは、なんて考えていました。

読書会を多数記載しておられる作文教室ゆうの藤本さんに提案したところ、即快諾!それをドリ大のMTで提案したところ、北海道をテーマにした本でやった方がいいのでは、という意見が出て、どんどん最初の構想と大幅に企画内容が変化して、ついには北海道文学で出てくる地名にはどんなのがあるのか、という授業として着地することになりました。

というわけで、北海道を舞台にした文学作品を持ち寄って、どんな地名が出てくるのかをテーマにワークショップ的な授業を行います。最近でも、北海道を舞台にした湊かなえ『物語のおわり』が文庫化されて、札幌の書店では大々的に平積みされています。しかも解説が「水曜どうでしょう」の藤村Dです!みんなどんな本を持ってくるのでしょうか?どんな地名が出るのか?どんな傾向があるのか?まあ今回は小難しいことよりも、入門的に興味を持って楽しんで、実際に新しい本に手を伸ばしてもらえれば幸いです。といっても、もう日も差し迫っていますが、まだ空きがあるようですので、興味のある方はどうぞ~♫

授業概要
タイトル:小説で探検する北海道 ~いくつ見つかる?北海道の地名~
日時:2018年1月20日(土)
場所:テラス計画 akarengaテラスの5F
費用:500円
申し込み:ドリ大のウェブサイトから。リンク先の右上の「授業に申し込む」ボタンから。事前に学生登録(無料)が必要です。

以下はウェブサイトから概要の引用です。

本屋さんに行くと、膨大な数の小説が棚に並んでいます。その中には、北海道を舞台にした小説もまた数多く存在します。一説には、ミステリー小説だけでも北海道が舞台になっている作品は100を越えるとまで言われています。意外にも、北海道は小説の舞台として数多くの作品に登場しているのです。つい先日公開された大泉洋さん主演の『探偵はBARにいる』シリーズも、原作は札幌が舞台になっていたのも記憶に新しいところ。

でも、実際に北海道が舞台になっている作品をいくつ読んだことがあるでしょうか?
 大きな声では言えないけれども、ひょっとしてまだ一冊も読んだことがない・・・・?

 自分が知っている北海道のまちや建物、お店、駅が小説に出てくると、それだけでニヤリとして物語や人物に愛着が湧いてきますよね。文学の魅力的な舞台設定である地元北海道の小説を読まずにいるなんて、あまりにももったいない!

小説を通して北海道の知られざる魅力を知ることで、ふだん目にしているまちの風景も一変してしまうかも??

そこで、北海道が舞台として登場する本をみんなで持ち寄って、紹介し合いながら、どんな地名が出てくるかを探して地図にピンを立ててみます。登場人物はまちをどんなルートで行動しているのか?作家はまちをどうなふうに描写しているのか?はたしてどんな北海道の地名が出てくるのか?そこから見えてくる新しい北海道の魅力を探っていきます。

今回の講師は、元高校教諭で、現在は作文教室を主催されている藤本研一さん。授業では、藤本さんオリジナルの北海道文学にかんするクイズも出題されます。小説をふだん読む読まないは一切関係なし。北海道が舞台になっている小説について、パラパラとめくってみながら、作品から浮かび上がってくる知られざる北海道をみんなで目撃してみましょう!