L'Appréciation sentimentale 2

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『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始めるファシリテーション入門』(柏艪舎)が発売されました。

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このたび、日本ファシリテーション協会北海道支部の三神英彦さんと共著で『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始めるファシリテーション入門』(柏艪舎)という本を出版させていただくことになりました。

ファシリテーションとは、簡単に言えば、会議やディスカッション、ミーティングといった話し合いの場をうまく仕切って、発言を促したり参加者をまとめるなどして、合意形成に導いたり結論を出す技術のこと。そんなファシリテーションの技術を児童文学の物語形式で小学校の学級会を舞台に学ぶことができる第一部、詳細にノウハウを解説した第二部、参考文献の第三部という構成で、私は第一部の執筆を担当させていただきました。

あとがきには、名古屋市八王子中学校の上井靖校長先生が、ファシリテーションへの熱いメッセージを寄稿してくださいました。また、日本ファシリテーション協会初代会長の堀公俊さんが「世界で一番わかりやすいファシリテーションの本」というコメントを寄せて下さいました。その言葉が本当かどうかはこれから読者のみなさまに委ねられるわけですが、ともあれ完成して無事に本を世に送り出せたことの安心感と感謝でいっぱいです。すでに「購入したよ」というメッセージを送ってくれたみなさん、本当にありがとうございます。

会議の席で議長が発言を促すべく「誰か意見のある人?」と呼びかけてもしーんとして黙ったままだったり、そんな会議はよくあると思います。時間ばかりかかって結局何も決まらなかった、時間の無駄でしかない、特定の人や力を持っている人ばかりが発言して意見を出したくても言える雰囲気じゃない・・・etc。そんな会議や話し合いを経験したことは一度や二度ではないと思います。

大人に限らず、小中学校の授業でも似たようなことは起こっています。筆者の小中学校時代を振り返っても、いくら先生が授業でクラスのみんなに呼びかけても誰も発言せずシーンとなって、ヘンに気まずい雰囲気が醸し出されたり、先生も困ってしまう、みたいな感じになることもしょっちゅうで、そんな嫌な空気の中で指名されて強制的に発言させられたり、特定の人ばかりが発言するという「お馴染み」の光景が繰り返される授業展開に、心底嫌気がさしたものでした。

こうしてみると、小中学校の授業の延長上に、不毛な会議や話し合いの場が存在しているのではないでしょうか?そんな不毛な話し合いに陥らないために、小中学校時代から次世代のリーダー=ファシリテーターになるべくファシリテーション技術を学ぶ、というのが本書の目的です。

詳しくは本書を読んでいただくとして、次世代のリーダーとなる小中学生自身の学びに、親子での学びに、うってつけの本です。特に、これからの時期、小中学生のお子さんを持つ親御さんがクリスマスプレゼントとして購入されるのにもピッタリです。もちろん、学校や塾などの教育関係者にもオススメです。

場所柄、紀伊國屋書店札幌本店にて数多く平積みしていただいております。全国の主要大型書店でもこれから順次発売される予定です。
写真は共著者の三神氏のFBより転載。お店の許可をいただいています。

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amazonでは早々と品切れになってしまいまって、購入したくても買えなかった、という声もチラホラ漏れ聞こえてきました。大変申し訳ありません。
現在は補充されていますので、興味のある方はどうぞ~

https://www.amazon.co.jp/dp/4434227203/


タイトル:『ぼく、学級会の議長になった。小中学生から始める ファシリテーション入門』
監修・著:三神英彦
著:沢田石誠
発売月:2016年12月
定価:1400円(税抜き)
出版社:柏艪舎

 

どうぞよろしくお願いします!!